音楽との歩みと経験
Q:職業経歴を教えてください。
7歳からバイオリンを始めて、大学卒業後、30歳まで他の音楽大学で教えていました。その後、結婚して主人の仕事の関係でドイツに移住しました。ドイツではオーケストラや室内楽の演奏活動をしていました。そして、2010年からは武蔵野音楽大学で教えています。
Q:最初はバイオリンを専攻していましたか?
はい、学生時代はずっとバイオリンを専攻していました。でも、大学の途中でヴィオラに転向しました。それがきっかけで今ではヴィオラを専門にしています。
Q:他の楽器も弾きますか?
はい、ピアノも弾きますし、もちろんバイオリンも弾きます。
音楽教育の楽しさと難しさ
Q:どんなきっかけで先生になりましたか?
ずっと演奏していたんですけれども、自分が学んだことを若い人たちに伝えたいと思ったからです。それが先生になった理由です。
Q:この仕事を通じて我慢強くなりましたか?
はい、なりましたね。忍耐が必要な仕事です。時間をかけて一生懸命教えれば、学生が成長してくれることが分かるので、すぐに怒ったりせず、じっくり見守る気持ちを持つようになりました。
試験や緊張への対処法
Q:学生たちはたくさん練習しても、試験になると緊張してしまうことがあります。緊張を減らすにはどうすればいいですか?
一生懸命練習するのが一番大事です。そして、試験の前に友達の前で弾く練習をするといいと思います。こういう練習を重ねることで、だんだん緊張が減っていきます。
Q:それでも試験本番で緊張しすぎた場合は?
コンサートで演奏するプロの演奏家でも、緊張しないように見えて実際は緊張していることが多いです。大事なのは、練習を積んで自信を持こと、そして本番で全力を出せるように準備することです。
ヴィオラとバイオリンの違い
Q: ヴィオラを教えるとき、バイオリンの経験は役に立ちましたか?
もちろんです。バイオリンを小さい頃から弾いていたので、それがとても有利でした。大学の途中でヴィオラに切り替えましたが、バイオリンの経験が私を大いに助けてくれました。
Q:ヴィオラの曲はバイオリンの曲より少ないですか?
そうですね。やはりバイオリンの方が曲数が多いです。それは、バイオリンの音域が高いこと、そして昔から作曲家がその音色を求めて多くの作品を書いたことが理由です。
Q:ヴィオラ専門の曲にはどんなものがありますか?
例えば、バルトロメオ・カンパニョーリ、バルトーク・ベーラやパウル・ヒンデミットの作品があります。ただし、ヴィオラのソロ曲の約80%は近現代の作品です。
Q:近現代の作品はヴィオラの方が多いですか?
それでも、バイオリンの方が多いと思います。
プライベートの楽しみ
Q:旅行は好きですか?
はい、大好きです。日本国内も素敵な場所が多いですが、特にヨーロッパ旅行が好きですね。
Q:では、楽しいことは何ですか?
楽しいことはたくさんありますね。音楽を聴くことも好きですし、美味しいものを食べたり、おしゃれを楽しんだり、新しい洋服を買うのも好きです。また、美術館へ行くことも楽しみの一つです。
(インタビュー:2024年11月)